縫製は技術職です。
群馬県桐生市は昔から繊維の街です。いまだ多くの繊維産業が残っていますがその中でも縫製業は20年前から見ると少なくなった業種の一つです。
現に弊社も以前は20名近くの縫製職人さんがいました時代の流れで自社工場を閉鎖し協力工場の生産に切り替えてきました。
桐生では昔から分業制が成り立っている街で裁断屋、縫製屋、穴かがり屋、仕上げ屋と各作業所があります。この様な街も珍しいらしいです。各部署で商売が成り立っていた位仕事(洋服の生産)があったと言うこと、これは今考えるとすごいことです。それも今では縫製工場の減少とともに無くなり今となっては数えるほどになりました。
縫製は技術職です。そうです技術職です。なくなったら物が作れません。仕事になりません。
今その縫える人達がどんどん少なくなっています。
世界の大きな枠組の中からしたら国内縫製が無くなった所でさほど大きな問題では無いのかもしれません。
しかし長年培った技術をなくすのもなんだかやな気がします。
個人的にです。商売としたら人件費の安い所でいいものを作りやすく提供することが望しいとは思いますが、なんかできません。
作った人の気持ち、買われた方の満足感。これ大切だと思います。
それを形にするために、私たちは物作りを持続することを選びました。
ありがたいことに数名の方々が縫製をしたいと門を叩いてきてくれています。まだまだ元気なベテラン先生達もいます。
これから国内でアパレル縫製を続けていくのは大変かもしれませんが少なくても私たちの作ったSeason offを買ってくれる方に私たちの思いと買ってくれた方達に満足感を伝えていければと思います。
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